【JCS2023予選突破/シーズン5ダブル最終16位】フォレトスウォーグル

こんにちは!スライム (スライム (@1803gi) / Twitter)です。

今回はvgc2023で使用し第3回JCS予選抜け4月ランクマッチでレート2000越え最終16位を達成したフォレトスウォーグルの構築記事を書きました。

 

 

構築経緯

はじまりは非対戦勢の友達からきた「このポケモン達対戦で使えん?」という内容のLINEから。

レギュCの構築がないしちょうどいいかなとお題のポケモンで構築を組む事にした。

お題ポケモンを一通り使った中で可能性を感じたフォレトス、ソウブレイズと前シーズンに使っていてレギュCでも通用したウォーグル、水ケンタ、ハバタクカミを加えた5体で構築スタート。この5体+@で仲間大会に何度か参加し煮詰め

ソウブレイズをほぼ同じ技構成で対イーユイハバタク性能と数値が高くなるウインディに、残り1枠適当にいれたらいい感じだったスナノケガワをいれ構築が完成しました。

構築としては基本選出はなく相手によって選出、動きを変えていくメタ寄りの構築です。

採用理由などは書く個体ごとに解説していきます。

 

 

個体解説


フォレトス @残飯

特性:がんじょう
性格:のんき
実数値:182-142-177-×-80-40
努力値:252-252-4-×-0-0
S0

調整

HA

調整説明

できるだけ火力が欲しかったのでHA振り

性格はA252振りでもB実数値のほうが高かった為B補正にした

 

 

:ジャイロボール/すなじごく/アイススピナー/まもる

 

ジャイロボール

一致技。高速アタッカーに高い打点を出せる

まもる

残飯と相性がいい外す理由は特になかった

すなじごく

ディンルーや寿司などの高耐久ポケモンに使用

アイススピナー

サブウェポンの選択肢は多かったがカイリューガブリアスも役割対象にできる、すなじごくの入らない浮いているポケモンにも刺さることからアイススピナーを採用

 

テラス 水

交代、テラス読みで鬼火を打たれることが多くテラス炎で使っていた時期もあったが、地面が一貫する構築である、イルカ、寿司の詰めもできることから水テラスを選択した

 

解説

物理受け兼サブアタッカー。

仮想的はパオカイ、ハバタク、ディンルーその他物理アタッカー

弱点1耐性9という優秀なタイプに加えH75B140の高い物理耐久を持つため耐久面はかなり優秀。

Aは90とアタッカーとしては低めだが採用率トップのハバタクカミやその他の高速アタッカーに高い打点を持てる一致技のジャイロボール。サブウェポンの選択肢として岩、草、氷、地面、格闘があり技範囲が広くアタッカー性能もそこそこ高い。

また特性も一撃技無効のがんじょうOR粉技無効のぼうじんとどちらも優秀。

ワンチャンあるかなくらいに思っていたポケモンだったが使ってみるとかなり強くいつの間にかvgc2023の相棒になっていた。

持ち物はいかさまダイス、チョッキ型なども試したが、

物理ポケモンにダメージレースで有利を取れる、後出しをしやすい、詰めにも使える

ようになり強みである物理耐久と耐性を最大限生かせる残飯型に落ち着いた。

フォレトスの相棒となるポケモンは構築に存在しなかったが物理アタッカー全般+ハバタクと役割対象範囲は広く困った時にとりあえずフォレトス選出する機会は多かった。

 

ウォーグル@オボン




特性:まけんき
性格:いじっぱり
実数値:206-165-96-×-103-119
努力値:244-52-4-×-60-148

調整

H カタストロフィ被弾後にオボンのみが発動する2nの最大値

A 11n

B 余り

D C⤴眼鏡ハバタクカミの10万ボルトを最高乱数以外耐え

S 余り 

調整意図

サポーターも兼ねているのでH振り

火力アップアイテムなしだとAは振り切ってもHBバレルやウインディなどに届かないので最低限の11n

Dも最低限振り残りはコノヨの上をとれると有利に試合を運べるようになるので4振りウインディ+3までSに回した。

 

テラス 炎

鋼で使っていた時期もあったが、ハバカミイーユイツツミに対しある程度安定しておいかぜを打てる炎を選択した。

ブレイブバード/インファイト/おいかぜ/ビルドアップ

ブレイブバード

一致技。メインウエポン

インファイト

飛行の通らない相手への通りがいい。サブウェポン

おいかぜ

S操作枠。相手の追い風に合わせて打つことが多い

ビルドアップ

対コノヨイッカ、高耐久用。

上記の3枠の技までだと攻撃技両方にデメリットがありおいかぜも4ターンしか継続しない為ディンルーのような高耐久の試合ペースの遅いポケモンに不利をとってしまう。

しかしビルドアップを採用することでこれらの相手を起点にすることが出来るため、一気に有利をとれるようになる。

またコノヨイッカに対してはウォーグルが憤怒無効で突破されにくく、相手はサポーターのイッカネズミを置いているのに対しこちらは隣にアタッカーを置くことが出来る。

そのため相手のコノヨのビルドアップに対しこちらもビルドを選択することでこちらは殴れるポケモンを隣に置いている分ダメージレースを有利をとれるのでコノヨのビルドに対しても回答を持てるようになる

個体説明

サポーター兼アタッカー。

仮想敵はコノヨ、ディンルー、モロバレルウインディなど

憤怒無効ドレパン等倍でこちらからのブレバは抜群とコノヨに強いこと、地面の一貫切り、威嚇けん制が出来、種族値にも無駄がなく数値が高いことなどからレギュBで採用。

パオジアン以外の4災に有利をとれることから引き続き採用した。

だいたい一撃は耐えられるが集中は厳しいくらいの耐久力、ブレバの反動があることから持ち物はオボンのみ。

低耐久に対してはアタッカー、追い風構築などに対してはおいかぜ、高耐久にはビルドと相手によって臨機応変に対応していく万能枠。

7世代GSの2019、8世代地方ダブルの2020と今回の3回の予選突破時、シングル勢だった6世代の最高レート時の構築にも存在していて4世代にわたってお世話になっているポケモン

いつもありがとうウォーグル

  

 

パルデアケンタロス水@ぼうじんゴーグル

特性:いかく
性格:ようき
実数値:181-139-126-×-92-157
努力値:244-68-4-×-12-164

調整

H 奇数最大値

A 余り

B 余り

D C252ツツミのフリーズドライ耐え

S 最速90族抜き 追い風化でSブーストツツミ抜き

調整意図

耐久不足感じることが多かったので耐久にがっつり振った

Sは最速にしてもスカーフの多いイーユイとの同側勝負とあまり存在しない最速

ウインディくらいにしか役に立たなかったので90族抜きまで落とした

 

テラス 鋼

 

フェアリー飛行、フリドラ半減。パオカイにも強く出ることが出来る鋼

 

インファイト/ウェーブタックル/がむしゃら(追加本戦はいわなだれ)/まもる

インファイト

一致格闘枠、メインウエポン

ウェーブタックル

威力重視でレイジングブルではなくウェブタを採用

がむしゃら

対合体寿司用

後出し、対面どちらでも安定して合体寿司を削ることが出来る

その他高耐久ポケモンに打つこともそこそこあった。

追加本戦は合体寿司に当たらない読みで全体技のいわなだれを採用。普通に合体寿司と当たり1戦落とした

まもる

仮想敵にテラスを切られることが多い、ハバタクに簡単に縛られてしまうなどからチョッキ以外の場合必須だと思っている

 

個体解説

対寿司。いかくまき兼アタッカー

仮想敵はバンギルガン、ディンルー、ウインディ、合体寿司など

寿司からテラバ以外で弱点をつかれず物理耐久もそこそこで後出し可、威嚇をまくことができてがむしゃらで削りも入れられると合体寿司対策として優秀なためレギュAで採用

合体寿司健在で、4災全員に一致技弱点をつけることから引き続き採用した。

特性のいかくと水、格闘の範囲が優秀だがトップメタのハバタクカミに簡単に縛られてしまうことが玉に瑕

基本はウェブタ、インファで雑に相手を削るのが仕事

ウインディフォレトス、ケガワの弱点を半減できる為後発の後出し枠として採用することも多々あった。

2回目の予選まではASベースで使っていたが構築単位で重かったテツノツツミに簡単に縛られ負けることが多かったこと、どんかん合体寿司の地震で確定2発をとられてしまうことからASを削った耐久型に変更

また持ち物もはじめは物まねハーブで使っていたが合体寿司減少、モロバレル増加の環境に合わせぼうじんゴーグルを採用した。

 

 

 

 

 

 

ウインディとつげきチョッキ

特性:いかく
性格:いじっぱり
実数値:195-165-111-×-104-116
努力値:236-156-84-×-28-4

 

調整

H 奇数でできるだけ高く。耐久指数合計が197より高かったから195にしたはず

A 11n

B 災いのつるぎ補正ありA⤴鉢巻きテラスカイリューしんそくを最高乱数以外耐え

D 余り。チョッキなので2n

S 余り

調整説明

アタッカーとしての採用なのでいじっぱりでAを高めにSは仮想敵が見つからなかったので4振りまでで耐久を厚めに

普通にH252振りで良さそうだけど何故か236振り。理由はよく覚えていない…

 

 

フレアドライブ/インファ/しんそく/ワイルドボルト

フレアドライブ

一致120 のメインウェポン

インファイト

威力が高いので採用

しんそく

構築唯一の先制技

ワイルドボルト

炎半減の水タイプに打つ。反動ダメージがフレドラよりも低いので飛行タイプにも打っていた

 

テラス 格闘

地面、水半減の草テラスを切ってもそれらの相手に有効打がなくあまり切る機会がなかった為火力の底上げができてバンルガツツミ性能が上がる格闘に。どちらしろテラスを切ることはほとんどなかった。

 

個体解説

対ハバカミ枠。特殊受け兼アタッカー

仮想敵はハバタクカミ、イーユイと炎が通るポケモン

まもるなし、しんそく以外の技が全てデメリット持ちの特攻隊長

目の前の敵をフレドラで焼くのが仕事。

持ち物はソウブレイズから受け継いだとつげきチョッキ

対ハバカミ性能の底上げでき、構築単位で重いツツミのドロポンで縛られなくなるので使いやすかった。

 

 

ハバタクカミ@気合のタスキ

 

特性:こだいかっせい

性格:臆病

実数値:131-×-76-186-156-205

努力値:4-×-4-244-4-252

調整

特になし

調整説明

最速CS

 

マジカルシャイン/シャドーボール/まもる/パワージェム

 

マジカルシャイン

一致フェアリー技。全体技持ちが少なかった為ムーンフォースではなくマジカルシャインを採用した

 

シャドーボール

一致ゴースト技

 

まもる

特に抜く理由はなかった

 

パワージェム

フェアリーが通らない炎やテツノツツミに

身代わりやこごえるかぜなど環境に合わせて変えていた

 

 

テラス 炎

第1回予選フェアリー2回目ゴースト3回目飛行

本戦飛行 追加本戦炎

環境に合わせてテラスを変えていた

1、2回目は火力底上げの一致テラス

3回目はおいかぜ+じしん対策の飛行

追加本戦はサーフゴーやミラー、ノオーツツミ意識の炎

 

個体解説

特殊アタッカー

先発での削りや後発のスイーパーが主な仕事

採用しない理由がなかった為採用。

強い点は説明するまでもないと思うので割愛

持ち物は火力不足を感じることがなかったので行動保証があるタスキで使っていた。

 

 

スナノケガワ@ブーストエナジー



特性:こだいかっせい

 

性格:臆病

 

実数値:191-×-131-142-106-154

 

努力値:244-×-108-4-4-148

 

調整

H 奇数最大

B 余り

CD 余りの4

S 11n ブースト込みでスカーフ準速100族抜き

調整意図

C伸ばしても確定数かわる相手がほとんどいなかったので行動回数をかせげる耐久寄りに、補正なしパオジアンのアイススピナーくらいなら耐える

Sはスカーフイーユイ、キバ、シャリタツの上をとれるラインまで振った

 

 

:10万ボルト/だいちのちから/まもる/マッドショット(追加本戦はほうでん)

10万ボルト

一致電気枠命中安定の最高威力

だいちのちから

一致地面枠

まもる

まもるを抜いてまで入れたい技はなかった

マッドショット

S操作枠。タスキつぶしも可能なのでイーユイ、シャリタツの道具がタスキかスカーフか読めない場合でも安定して打つことが出来る

追加本戦では全体技のほうでんを採用

 

テラス 草

モロバレルの隣を殴りたい場面が多かったので水地面半減粉無効の草

 

個体解説

特殊のサブアタッカー

キラフロル、アーマーガア、ヘイラッシャなど

ボディプレ採用したHBベースのスナノケガワ技範囲最強では?という思い付きで採用したのが始まり

構築に入れるつもりはなくただボディプレ試してみたいだけだったが電気、地面がアーマーガア、水タイプ、キラフロル、毒テラス切ったポケモンなど突破の難しかった相手にささること、丁度ほしかった高速特殊アタッカーであることなどから構築にピッタリハマり謎に6枠目になっていた。

結局ボディプレは役割対象外にしか打つ機会なく味方のサポートが出来るマッドショットになったがHBの使い勝手が良かったのでSを多少伸ばしたHBベースで使かっていた。

選出率は構築内で1番低くかったがスナノケガワでしか見れないポケモンも多く重宝していた。

 

各構築に対する選出と動き

基本選出は全くないので相手構築の各ポケモン、並びに強いポケモンを組み合わせながら選出していく。

 

VSパオジアンカイリュー

いかく2枠、タスキハバタク、フォレトスがいてそこまで重くないので特に選出を意識する必要はない

きつい相手がいなければフォレトスをとりあえず選出する

 

VSディンルー単体

ケンタロスウォーグルフォレトスの中から2体選出すれば基本問題ない

ウォーグルはとなりが負荷かける相手ではない場合はビルド積んでいく

 

VSディンルービビヨン

ケンタウォーグルに一貫する技がないのでこの2体が最適

 

VSディンルーミミズズ

ケンタウォーグルでディンルーを処理しに行くミミズズがボディプレ型だと厳しめ

 

VSディンルードータクン

ハバカミ、ウォーグルでビルド積み

裏にケガワが置きにくい構築だと鉄壁タクンはきつめ

 

VSイーユイ単体

ウインディ、スナノケガワ、ウォーグルがある程度強く出られるのでそこまで重くはない

とりあえずウインディは選出

 

VSイーユイハバタクカミ

とりあえずウインディを選出フレドラかインファで突っ込む

隣は基本だれでもOK

ウォーグルのテラスおいかぜもあり

 

VSイーユイツツミ

ウォーグルテラスおいかぜ、ハバタク守るが基本最適

ウインディはハイポンがあるとしばられてしまうので注意

 

VSチオンジェン

一致弱点をつけるポケモンが4体いるのでそこまで重くない

フロルチオンキョジオーンには草テラケガワが有効

 

VSイルカウインバレル

先発ハバカミ+ウォーグルorウインディで負荷をかけ

後発にケンタケガワをおいてケガワにテラスを切るのが基本 

セグレイブ入りの場合はケガワをフォレトス変更し水テラフォレトスで詰める

 

VSツツミ

弱点突かれるポケモンが多く上も取れないので重め

一応全員1撃は耐えられるように調整してはいる

 

VSツツミカミ

ウインディ、ハバタク、フォレトスから2体選出して殴る

ウォーグルのテラスおいかぜもあり

 

VSツツミノオー

ウインディ、ハバタク、フォレトスから2体選出が基本

人によって動きが違うので難しい

ハバタクのテラス切る場合は吹雪を1撃くらった後の2ターン目が一番いいかも

ノオーは処理ルート多めなので後回しでも大丈夫

 

VSコノヨイッカ

初手で出されることが多い。

とりあえずウォーグルを選出して初手はビルドスタートが安定

適当にイッカを突破してビルドウォーグルを押し付けていく

隣はハバタクを置くと相手にテラス強要、憤怒もタスキで耐えるので1番安定するがウインディ以外ならだれでも大丈夫

裏にケガワを置いておくと水炎どちらのテラスでも処理が楽になる。

相手の裏にツツミなどの高速アタッカーがいる場合はイッカ突破するターンにウォーグルでおいかぜをうつ

 

 

VS合体寿司

ケンタのがむしゃら+ハバカミ、ケガワ、フォレトスで突破する

ケンタが後出し可能なのでそこまで重くない。

フォレトス選出する場合はジャイロボールのダメージ量でシャリタツのスカーフの有無が大体わかることを頭の片隅に入れておくといいかも

 

VS合体寿司(波乗り)

ケンタ+草テラケガワ

 

VS毒寿司

合体警戒するならケンタケガワ

しないならハバカミケガワ。

ウォーグルフォレトスはどくびしを踏まずSブーストカミに強いので裏に置くことが多い

 

VSおいかぜ

アロー型

ケガワ、ハバタク前出しでアロー処理から入る場合が多い

ウォーグルで追い風をする場合もある

キバアローに対してはアロー処理→フォレトスで4ターンごまかす

 

ヤミカラス

基本ウォーグルでおいかぜ。

ヤミカラスは放置して隣を殴りに行く場合が多い

 

VSワタッコータス

ウインディフレドラワタッコ ウォーグルおいかぜスタート

裏ハバカミケガワが基本。イーユイがいなければフォレトスもあり

ウォーグルがテラスを切ると地面の一貫が出来てしまうため注意が必要

 

VSバンギルガン

ケンタ、ケガワ、フォレトスがいるので特に問題なし

 

VSイエアルマ

滅茶苦茶きつい。フォレトスのアイススピナーでフィールド破壊が初手は最適

 

VSイッカサフゴ

鋼半減4体を使いながらいなしていく

ウインディ裏ケガワを置くと水テラバにも対応可能

 

VSガブ

カミ前だしでテラスを切らせてケンタ、ケガワで突破する

初手はカミ、フォレトスが安定する場合が多い

 

VSガチトリル

きつめ。コータスがいなければフォレトスがなんとかしてくれる(適当)

 

まとめ

以上フォレトスウォーグル構築の紹介記事でした。

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